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素敵なおひげですね

PowerShellを中心に気分で書いているブログです。

All Windows Serverな環境でOracle Real Application Clusters(RAC)を構築してみる - 3.RAC準備編 1/3


本シリーズの概要と一覧はこちらからどうぞ。


Active Directoryとストレージの構築が完了しましたので、ここからRACの構築に入ります。
大きな流れとしては、

  • RAC Nodeの事前設定
  • Oracle Grid Infrastructureのインストール
  • ASMディスクの設定
  • Oracle Databaseのインストール
  • データベース構築

となり、本エントリでは各RAC Nodeの事前設定を行います。
ここでの手順は分量が多いため3回に分けます。

以降の手順はRAC Node #1とNode #2の2台のホストに対して行います。

初期設定とドメインへの参加

これまでのサーバー同様にPingを通る様にしてホスト名を設定します。

#
# Configure Windows Firewall
# 
Set-NetFirewallRule –Name "FPS-ICMP4-ERQ-In"  –Enabled True
Set-NetFirewallRule –Name "FPS-ICMP6-ERQ-In"  –Enabled True
Set-NetFirewallRule –Name "FPS-ICMP4-ERQ-Out" –Enabled True
Set-NetFirewallRule –Name "FPS-ICMP6-ERQ-Out" –Enabled True

#
# Rename Computer
#
ReName-Computer "oraserver01" -Restart
# ReName-Computer "oraserver02" -Restart

再起動後、PublicネットワークのDNS設定を変更してドメインに参加します。

#
# Configure DNS
#
Get-NetIPAddress | Where-Object { $_.IPAddress -like "192.168.33.*"} | Set-DnsClientServerAddress -ServerAddresses @("192.168.33.11")

#
# Join Domain
#
$DomainName = "contoso.local"
$Cred = New-Object PSCredential("administrator" , (ConvertTo-SecureString "P@ssw0rd" -AsPlainText -Force))
Add-Computer -DomainName $DomainName -Credential $Cred -Restart

RAC構築前準備(OS要件など)

ここから実際に各ノードの前準備を行います。
基本的には以下のインストレーションガイド、

Oracle® Grid Infrastructureインストレーション・ガイド 12c リリース1 (12.1) for Microsoft Windows x64 (64-Bit)

および

Grid Infrastructure Installation Guide (英語版)

の内容に従うだけなのですが、この前準備に漏れや間違いがあるとGrid Infrastructureのインストール時に謎なエラーを出してしまうためここでの準備はかなり重要になります。
上記のインストレーション・ガイドを注意深く読みこんでおくことが必要になります。

以降はインストレーションガイドから設定内容を抜粋して記載していきます。
(※今回の環境に必要な分のみを記載するので、実環境でRACを構築する際は別途作業が必要になるかもしれませんのでその点はご留意ください)


1 Oracle Grid Infrastructureインストールのチェックリスト

今回の準備にはあまり関連しませんが、実際に業務などでRACを構築する際は一読しておくべきです。


2 Oracle Grid InfrastructureおよびOracle RACのサーバーの構成

今回の準備にはあまり関連しませんが、実際に業務などでRACを構築する際は一読しておくべきです。


3 Oracle Grid InfrastructureおよびOracle RACのオペレーティング・システムの構成

3.3.1 Windows Telnet Servicesのサポート

インストレーションガイドではTelnet Serviceのインストールを指示していますが、なくてもRACは構築可能です。
必要があればインストールしてください。

3.5.1 WindowsサーバーにおけるWindowsファイアウォール機能

RACインストール時はWindowsファイアウォールを無効にしてください。
インストール後はファイアーウォールを有効にできるとの事なのですが、自分が試した限りではエラーが出まくったためファイアーウォールは無効のままの方が良いかもしれません。
一応インストレーションガイドの『8.1.3項「Windowsファイアウォールの例外の構成』にその手順が記載されています。

PowerShellから以下の様にしてWindowsファイアウォールを無効にできます。

Get-NetFirewallProfile | Set-NetFirewallProfile -Enabled false

3.8.1 Windows Timeサービスの構成 - Slewモード用

WindowsのデフォルトではSlewモードの設定が短すぎるためWindows Timeサービスの設定を変更します。

PowerShellから以下のコマンドを実行します。

W32tm /register
$RegPath = "HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\W32Time\Config"
Set-ItemProperty $RegPath -name MaxPosPhaseCorrection -Type DWord -value 600
Set-ItemProperty $RegPath -name MaxNegPhaseCorrection -Type DWord -value 600
Set-ItemProperty $RegPath -name MaxAllowedPhaseOffset -Type DWord -value 600
W32tm /config /update
net stop  w32Time
net start w32Time

次へ続きます。