【企画セミナー】次の一歩・OS編
Windows一本槍の自分にとっては正にうってつけの企画だったのでこのセッションに参加してみました。
Linux、FreeBSD、仮想化についてそれぞれ15分ずつ時間を割く形で進められました。
- Linux次の一歩
最初はLinux
システムは動いてナンボ。という事で、Linux環境を構築できた人が運用できるまでの次の一歩として以下のツールを紹介。
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- 内部監視のパッケージ
- Monit(プロセス監視)
- MRTG(リソース監視)
- Logwatch(ログ監視)
- 統合監視システム
- ZABBIX
- Hinemos
- 内部監視のパッケージ
- FreeBSD次の一歩
次はFreeBSD。
バージョン表記から、ディレクトリ構成、Ports使い方までを一通り説明する内容でした。
- 仮想化:次の一歩
最後は仮想化。
仮想化とは何ぞやというところから、クラウドの話まで。
仮想化したリソースをどうサービスに仕上げるかというところまで触れた内容でした。
全体を通して、わかる人からすれば何をいまさらな内容だったのかもしれませんが、自分は非常に興味深く聞く事ができました。
Pacemaker で簡単・手軽にクラスタリングしてみよう!
クラスタリングという言葉だけにつられてこのセッションを選びました。
Pacemakerとは?というところからコンポーネント構成など詳細に触れてゆく内容でした。
今回Pacemakerの名前を聞くのも初めてでしたので、概要の部分だけをまとめておきます。
- Pacemakerとは
- Heartbeatの後継ソフト
- HAクラスタ
- 「リソース」
- 監視対象となる構成要素。アプリケーション、データベース、NICなど。
- 「リソースエージェント」
- リソースの起動・停止・監視を行う。シェルスクリプトで記述する。
- コンポーネント構成
- PacemakerはHeartbeat(Ver.2.x)のリソース制御部が切り出されたもの。
クラスタリングを行う部分はPacemakerには無い。(Pacemaker単体では動作しない)
- PacemakerはHeartbeat(Ver.2.x)のリソース制御部が切り出されたもの。
- Corosync
- OpenAIS(別のクラスタソフト)のクラスタ制御部
- Pacemaker(リソース制御部) + Corosync(クラスタ制御部) が一般的
- Heartbeat(Ver.3.x)
- HeartbeatはVer.3.xからクラスタ制御部のみになった
- Pacemaker(リソース制御部) + Heartbeat(Ver.3.x)(クラスタ制御部) の組み合わせも可能
リソースエージェントがシェルスクリプトで手を入れやすいのとクラスタ制御部が切り替えれるのが利点かなと思います。その分構成管理に気を使いそうですが…
Linux-HA Japanプロジェクトのサイトはこちら → http://linux-ha.sourceforge.jp/wp/
このセッションの資料もこちらにあります。
仮想化友の会『濃いバナ』
最後はこのセッション。
最初は最近の仮想化動向などを紹介しつつ、仮想化で重要な部分となる共有ストレージをどうやって学習するかという内容でした。
- ノートPC1台で作る検証環境
ノートPC1台の上に2台のXen Serverと共有ストレージ(OpenFiler)を構築し、Live Migrationをやってみようという試み。
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- ハード的にはCorei7 Q720(4コアHT)/Memory 4GB/SSD 250GB換装のハイスペックノート
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- [Cent OS on XenServer × 2 + OpenFiler] on VM Workstation on Windows 7 の VM on VM な構成
- 自宅にFC SANを!
…実際にやる人がいるとは思いませんでした。
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- メリット
いろいろ検証してスキルアップ
- メリット
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- デメリット
FCスイッチうるさい。
変態扱いされる。
- デメリット
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- 材料はヤフオク。意外と安い。
次の一歩として『仮想化友の会』と『自宅SAN友の会』を紹介して終了。
最初にそんなに濃い話はしないとの事でしたが、実際聞いてみれば十分濃いお話でした。
いつか私も自宅FC SANを構築したいです。まずはiSCSIからかな…
懇親会
勇気をだして懇親会にも参加してみました。最初は隅っこの方でおとなしくしてましたが、酒の力もありいろいろな方とお話させていただく事ができたので本当に良かったです。
最後になりますが、スタッフの皆様、スピーカーの皆様ありがとうございました。
また来年も参加したいです。